株式会社トータルサービス 山口恭一
汚い仕事は継続する。
衣食住の中で、汚い仕事、人が嫌がる仕事はなに?
二十年後も継続できる事業であること
大企業が参入しない事業であること
リピート・オーダーのある事業であること
粗利が高く運転資金が楽な事業であること
初期投資額が一億円以内であること
- 同級生たちは大学入学前に、自分が志望する仕事に有利に就くための大学と学部を決めて進学している。それに比べて自分は、ただ大学に入るという目標しかなかったことに気づく。大学入学前に、仕事の目標を持つべきである。
- 未経験のことはすべて、できる年長者に聞くことが一番の近道である。
- 人生の進路には、大きく分けて5つの選択肢しかない。
- 公務員、大企業は東大を中心とした偏差値で決まる。地方大、私大は東大の兵隊。
- 十九歳の時点で、すでに選べる職業が非常に限られている。旧帝大には入れない、早慶の看板学部に入っても、組織を動かす地位に入れる人はまれ。
十九歳の自分にできることを考えたところ、霞ヶ関や地方公務員のトップ、大企業の役員という道はすでにない。
専門職に就くことは、その時点ですでに何かやっていないと無理だ。残された道は公務員、大企業の兵隊か、中小企業で役員になるか、あるいは経営者になるかしかないことに気づく。 - 会社選びのポイント
① まず自分がどんな力をつけたいのか具体的にし、その力をつけるために会社に入る。
② その会社に自分の力をつける土壌があるのか、入社している先輩にヒヤリングして確認することが大事。私の場合系えしゃになるには営業の力をつけるしかありませんでした。そのために飛び込みセールスがいい、というアドバイスをもらったので、飛び込みセールスをやっている会社が見つかるまで探しました。それがたまたま、レジャー会員権販売の会社でした。決して、会員権を売りたかったわけではありません。目的を持って会社に入ったことがよかったのだと、今でも思っています。 - 自分の魅力を伝える自己紹介もできないのに、会社・商品の魅力を伝えるプレゼンができるわけがない。
- 訓練は数値化(時間・期限・回数・量)して、タイムスケジュールに落とし込めば、必ずできるようになる。
- とにかく経験者や上手な人の言うことを聞く。そして真似する。また聞く、真似する。また聞く、そして工夫する。それの繰り返しが人生を変える。
- 未熟なうちは上手な人よりも長く働いて、時間でカバーするしかない。
- 情報やチャンスは、できる年長者がくれる。
- 年長者のアドバイスを素直に実行していると、かわいがられる。かわいがられていることでチャンスがもらえる。そのチャンスを活かすことで、自分にも力がつく。また、チャンスが生まれる。
- 営業成績は(日々の知識習得+訓練)×実質営業時間【お客様と会っている時間】×工夫×数字に対する執念=常にトップランクの営業マン。これは、現在の経営も同じ。
- 自分に厳しい人は成長する。自分に甘い人は成長しない。
- 上司が厳しいほうが部下は成長する。甘い上司は好かれるが、部下は成長しない。
- 圧倒的な成果を上げれば、年上の部下もついてくる。
- 営業力とマネージメント力があれば、どんな世の中になっても生活できる。
- 常に新規客に頼っている企業は継続性に乏しく、潰れやすい。逆にリピート客が多い仕事ほど長続きする。
- アメリカに行って、仕事に対するプライドの持ち方、あらゆる価値観・考え方に、日本とのあまりの違いを感じカルチャーショックを受ける。仕事の大小ではなく、個人個人が仕事に対するプライドをもつべきなのである。
- マイナス志向、固定観念の強い人、素直に人のいいところを真似できないタイプの人は、年齢にかかわらずニュービジネスに向かない。会社や事業に想いのない人は、あきらめが早くやがて組織をダメにする。
- フランチャイズシステムを展開する上で、ドワイヤー社のシステムのように、加盟店を育てることが重要である。契約金だけをもらって加盟後のサポートに力を入れないシステムだと、結局加盟店も失敗し、やがて本部もダメになる。
- 人脈は情報だ。言葉が通じなくても、相手を敬う気持ちを忘れずに大切にお付き合いをすれば、いつでも繋がる。
- 中小企業が生き残る条件
① 成功して市場が広がったとしても、大企業が参入しないビジネスを手掛ける。
② 二十年後でも存在するビジネス。
③ 顧客がリピートオーダーしてくれる継続型ビジネス。
④ 資金繰りが楽な粗利の高いビジネス。
⑤ 常に競合を意識し、あらゆる差別化を図る。
⑥ 毎年、あらゆる改善に取り組む。
⑦ 新人を入れる。
⑧ 育成に時間とお金をかける。
⑨ どんなに小さなクレームでも社長が責任者。 - 目標を持ったら、人は変わる。能力はあるけど、仕事の目標がない学生が多いことに気づく。
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